英会話

基礎的な英会話は、単語レベルでも、成り立つということが示されていますが、会話のレベルが上がっていくにつれて、徐々に、基礎的な単語レベルの会話では、追いつかないようになってくるということが言われています。自分の考えていることを、きちんと、相手に具体的に伝えるという意味では、文を作るということが、とにかく重要になって来るわけです。そのような意味で、どれだけ、単語を覚えればいいのか、という問題も生じてきますが、より、難しい単語を覚えていては、きりがないということはよく言われています。

一般的に、日常会話に必要な単語は1万語以上などという風にも言われることは多いわけですが、学習者の多くが、それ位の数の英単語を覚えなくてはならない、というふうに、悩ましく思っている人も多いのかもしれません。その一方で、英会話が上手な人は、少ない自分自身の語彙力の中から、分からない単語を説明する能力を持ち合わせているということは、より多くの人が知っておくべきことだと考えられます。当然、人間それぞれによって、脳内の語彙項目は異なり、どの人が、どの単語を覚えているのか、ということは、全く目に見えないものであるということは、容易に想像できるでしょう。そのような中で、円滑にコミュニケーションを進めるためには、分からない単語を、知っている単語でカバーする能力が、何よりも重要であると言えるでしょう。

全く、わからない単語が出てきた時に、何とか、意味が推測できるように推測したり、複雑な単語や文章などを、短文を並べるような形でも良いから、簡潔に、説明していくという能力が身についていくと、拙い英語から、よりネイティブに近づいた英語力へと進歩させることができると言えるでしょう。