血液によって腎臓に運ばれた体内の不要物というのは、余分な水分と一緒に尿として排泄されるというのはご存知かと思います。
この尿を調べると、腎臓やからだのどこかに異常があると、尿の成分や性質、量などに影響が出てくるそうです。通常ならば、尿の色は尿に排泄された胆汁色素やその分解産物の透明な淡黄色となるそうです。
詳しく尿検査を行いたい場合は人間ドックを受診すると他の検査とともに尿検査も行えるため良いかと思います。
さて、尿量というのは1日に出る尿の量のことなのですが、尿比重から尿に含まれる物質の濃度を推測できるそうです。
水分の摂取量や発汗量などは体液量を変化させるそうで、尿色や尿量、尿比重を変化させるそうです。体液の量が低下すると尿色が薄くなって、尿量が増加して尿比重が低下するそうです。
尿比重というのは浸透圧と同じように、尿の濃縮能の目安になるそうです。
尿は腎臓や膀胱などの病気で混濁するそうです。
コーヒーやアルコール、利尿薬などで尿量は増えるそうです。そして尿比重は低下するそうです。運動や摂取水分の量が少ないと尿量は減って尿比重は上昇するそうです。体液量によって尿量や尿比重が変化するということで、尿量お尿比重は合わせて検査をするというのが有用だそうです。
糖やたんぱくが尿の中にあると、尿比重は腎の濃縮能を反映していないそうです。そのため、この場合は、尿浸透圧の測定が必要となるそうです。
尿の色調が変化する場合は、ビリルビン尿や血尿、膿尿などが疑われるそうです。混濁がある場合は、尿路の感染症や腎臓の病気が疑われるそうです。
尿量が増加して比重が高いとなると、糖尿病が疑われるそうです。
尿量が増えて比重が低い時は、尿崩症、心因性多飲、急性腎不全の利尿期などが疑われるそうです。尿量が減少して尿比重が低くなるのは脱水やネフローゼ症候群などが疑われるそうです。
