目黒と言えば？花見とかそういう街のイメージでしょうか。でも目黒の飲み歩きは桜の時期だけではありませんよ。「目黒居酒屋銀角」では芋、麦、米の各焼酎と泡盛がグングン進む独特の食材と昧付けが楽しめるお店と言えるでしょう。店内にいると聞こえてくるのが「黒派？白派？」という暗号のような謎の会話。これは名物メニューである手羽先の話で「黒」は肉の旨みをダイレクトに味わえる素揚げ、「白」は衣の甘みをアクセントとして楽しめる衣をつけて揚げたもの。もちろんどちらを選んでも焼酎には抜群に合う点は外せない。お刺身は鮮度が自慢でありながら、自家製の豆腐も味わい深く、お酒を美味しく飲むための料理のこだわりはお通し一つ取ってもよくわかるでしょう。店内には焼酎がところ狭しと並べられ、それらを楽しむために本気で創作されたメニューを味わう時間は「至福」以外の表現が認められないとすら感じてしまうでしょう。もっと大衆的に飲みたいという日はぜひ中目黒にある「もんじゃ麦中目黒別邸」へ。もともと大阪の名店として有名だったこの店ですが、オーナーはしっかり月島で修業を積んでおり、大阪で得た発想などを基にユーモア溢れるメニューが味わえる店と言えるでしょう。オススメは「鳥軟骨のとろぷるもんじゃ」で、ソースの旨みがありながらあっさりとした味わいで、軟骨の旨みが引き立つ一品。訓練されたスタッフが美味しく焼いてくれるため、味がブレないのも嬉しい点でしょう。ビールやハイボールの美味しい季節に混み合う店と言えるでしょう。
