聞いた話ですが、「外壁の塗り替えをしてもらったんですが、結構高かったんですよね。塗料もほかの業者に比べて、あんまりいいものではなかったそうです。でも満足してます」と言われていたそうです。また、「施工してくれた業者は、保証がなくて、最初は心配していたんですが、すごく丁寧な仕事をしてくれて満足してます」という話もあったそうです。どうも、普通から考えると、いずれの業者もあまり、いい業者とは思えませんよね。
でも、それぞれ依頼された方は、満足しているようでした。
そうなんです。
どんなにいい業者に恵まれ、いい施工をしてもらっても、依頼されたご本人が満足されていなければ、業者がいくら“成功”と言ってみたところで、当のご本人にしてみれば不満の残るモノであれば、その施工は、依頼人にとっては、“失敗”なんです。結局、施工の成功・失敗を判断するのは、依頼されたお客さまになります。もちろんその気持ちを、他人が変えることはできないかもしれません。
ただし、“自分が何に対し不満を持つのか”に関しては依頼する側が理解しておくことが大切です。ここでプロに住宅のリフォームを任せることの重要性を今一度考えてみましょう。その上で、自分が不満を持ちやすい箇所への対策をしっかりと行っている業者を探してみましょう。
このように依頼する前に自分で自分の“不満を持つポイント”を理解することが出来れば、何かを依頼した際に“失敗した”と感じる事を減らせるかもしれません。